FIREの4つのタイプ
日本で急速に広まってきたFIREですが、ひと口にFIREといっても様々なタイプがあります。
そこでFIREの種類について調べてみました。
FIREの4つのタイプ
①Fat FIRE(ファット・ファイア)
Fatには「太い、豊かな」という意味があります。
資産収入の不労所得のみで生活できるFIREをFat FIRE(ファット・ファイア)と言います。
インカムゲイン又は資産取り崩しだけで十分な暮らしができるケースですね。
②Lean FIRE(リーン・ファイア)
「Lean」とは日本語訳すると「無駄をなくす」「贅肉が取れた」という意味です。
徹底的な断捨離を行いミニマルな生活をするミニマリストのFIREですね。
日本のFIRE先駆者のひとりである三菱サラリーマンさんはこのタイプに入っていたと思います。
ストイックな倹約生活を送ることでミニマルにやりくりしていこう、というタイプのFIREです。
③Coast FIRE(コースト・ファイア)
Fat FIREと同水準の資産がありFI(経済的自立)は達成済み。
資産形成は完成していて、いつでも仕事をやめられる状態だけど、社会と関わっていたいなどの理由でRE(早期退職)せず働き続けるタイプのFIREです。
「Coast」は「海岸、沿岸」という意味ですが「のんびりやっていく」といったニュアンスもあります。
④Barista FIRE(バリスタ・ファイア)
=サイドFIRE
「資産収入+労働収入」で生活するFIREです。セミリタイアと同じですね。
完全FIREは難しくても、このスタイルなら必要な資産が少なくてすむためFIREにグッと近づけます。
週5日8時間働くところを週2日勤務にしたり、8時間労働を3時間労働にしたりするイメージです。
元々は欧米で付けられた「バリスタFIRE」という名称ですが、日本でFIREムーブメントが起きて以来「サイドFIRE」とも呼ばれるようになりました。
同じ「資産収入+労働収入」でも厳密には
•バリスタFIRE→給与所得
•サイドFIRE→事業所得
と区別されます。
実際の使われ方としては、サイドFIREの中にバリスタFIREを含める場合が多いようですね。
狭義のサイドFIRE=事業所得のみを指す
広義のサイドFIRE=資産収入以外の所得がある
といった感じです。
最後に
以上、FIREのタイプについて書いてきましたが、個人的には事業所得を得る(狭義の)サイドFIREが税制上の観点からおススメです。
そのあたりについてはまた別の機会に書きたいと思います。